【お役立ちミニ講座Vol.3】私の将来の年金額ってどうやったら分かるの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさん、こんにちは。突然ですが、自分が将来受け取れる年金の金額ってご存じですか?これから生活設計するうえで、まずは公的年金のおよその金額を把握しておくことが重要です。今日は、「ねんきんネット」というツールを使って、自分で簡単に試算できる方法をご紹介します。

公的年金の額がわかれば、あと自分にどれくらい足りないのか、少しは想像もつくかな。。老後2,000万円問題も心配だし。。

「ねんきん定期便」は毎年のお誕生日月に届いていますか?おおよその概要はこれで分かる

送付対象者:厚生年金保険および国民年金の加入者(年金受給者で現役被保険者でない方には届きません。)
<年齢別ねんきん定期便形式>
 ・50歳未満(35歳、45歳以外の方)
  ハガキ形式(アクセスキーあり)。直近1年間の年金加入の月別状況とこれまでの年金加入期間、保険料納付額、これまでの加入実績に応じた年金見込み額等が載っています。
 ・50歳以上の方
  ハガキ形式(アクセスキーあり)。直近1年間の年金加入の月別状況とこれまでの年金加入期間、保険料納付額、現時点での年金制度に加入し続けた場合の年金見込み額等が載っています。
 ・節目年齢(35歳、45歳)の方
  封筒形式。全期間の年金加入履歴、厚生年金保険の標準報酬月額と保険料納付額の月別状況及び国民年金保険料の納付状況が載っています。
 ・節目年齢(59歳)の方
  封筒形式。全期間の年金加入履歴、厚生年金保険の標準報酬月額と保険料納付額の月別状況及び国民年金保険料の納付状況が載っています。

50歳未満の人の年金見込み額は、実績に基づく見込み額だから実際よりも少なくなっていますね。また、50歳以上の人に送付されるねんきん定期便について、令和2年度までは厚生年金基金の加入期間のある方は、国の代行部分にかかる年金額を引いた見込み額になっていましたが、令和3年度送付分から厚生年金基金の代行部分の額を含めた額が表示されるようになっています。なお、年金受給者で現役の厚生年金保険加入者の方のねんきん定期便には、年金見込み額は通知されていません。
※なお、共済年金の加入期間がある方は、加入期間の更新は基本年一回で、見込み額の表示にも制約があります。詳しくは→「ねんきんネット」で共済組合の記録は確認できますか?
ねんきん定期便 ハガキ形式見本はこちら↓

「ねんきんネット」ねんきん定期便の内容プラスアルファの内容は、ネットで全部確認できる

 ねんきんネットは、簡単に言えば、お手持ちのパソコンやスマートフォンで自分の年金記録など年金に関する情報全てをネットで確認できるツールです。節目年齢に届く、ねんきん定期便に記載している詳しい内容はもちろんのこと、今後の働き方や年金の繰り上げ、繰り下げ希望など色んな設定条件を変更して、年金見込み額を自分で試算したり、持ち主不明の年金記録を探すことができたりします。その他、年金受給者の方にとっては便利な年金の支払いに関する各種通知書を確認できたり、紛失して現物が必要な場合に再交付依頼をすることもできます。
 また、ねんきんネットで「電子版ねんきん定期便」をいつでもどこでも確認できるので、紙のねんきん定期便を「郵送不要」に設定することもできます。

ねんきん定期便だけでは50歳未満の人の年金額は実際よりも少なくなっているので、不案な人はねんきんネットで以後の年金記録を入れた試算ができるので便利ですよ。とりあえず今の状態が60歳まで続くとした場合の「かんたん試算」と今後の職業や収入、保険料を追納した場合や、受給開始年齢の繰り上げ、繰り下げ希望などの情報を追加して試算できる「詳細な条件で試算」の2通りで試算できて、その結果も残せるようになっています。

オフィスこころもこの4月から国民年金になったので、このまま60歳まで付加付き国民年金保険料を納付して通常の65歳から受け取るパターンと70歳まで繰り下げするパターンの2通りの方法でやってみました。ひと月に受け取れる実際の金額をみるとリアル感が増しますね(;'∀')

へえ、確かに便利そうやな。「ねんきんネット」ってどうやったら見られるの?難しくない?ねんきん試算、ぼくもやってみたい(^^♪

やってみると意外と簡単かも。ねんきんネットへのアクセスは思い立ってから最短で1日でできる場合もあるわよ。以下を参考にね。

まずはやってみよう:ねんきんネットへのアクセス方法

ねんきんネットにアクセスするにはまず、新規登録が必要になります。一度新規登録を行うと、次からはユーザーIDとログインパスワードで、いつでもどこでもねんきんネットにログインできるようになります。

新規登録を行う際に、基礎年金番号の入力が必要になります(基礎年金番号以外は名前や住所等の基本情報になります)。基礎年金番号は、日本在住の20歳以上の人には必ず交付されている年金手帳(最初に共済年金加入の方は基礎年金番号通知書)や年金を受給されている方が持っている年金証書、また国民年金保険料の納付書や年金関係の各種通知書等にも記載されていますが、紛失などで不明な方は、年金事務所へ免許証等の本人確認書類(+あればマイナンバーが分かるもの)を持参して、手帳の再交付の申請(郵送手続きも可能ですが時間がかかります)または基礎年金番号が記載されいている「被保険者記録照会回答票」の交付の申出等を行ってください。

また、ハガキ形式のねんきん定期便に記載されている「アクセスキー」が有効期限(3か月)内である方は、そのアクセスキーを使うとより早く、ねんきんネットにアクセスできます(下記参照)。なお、ハガキ形式のねんきん定期便が手元にない、アクセスキーの有効期限が過ぎてしまっている場合等は、年金事務所でアクセスキーを新たに発行してもらうこともできます(電話での申し込みも可、詳しくは管轄の年金事務所へお問い合わせください)。

ねんきんネットへの新規登録概要

<アクセスキーがない場合>所要日数→思い立ってから約1週間~🐢

ねんきんネット(日本年金機構のホームページ内)から新規登録を行う際に「アクセスキーなし」の方から基本情報を入力し、ユーザーIDの発行を申し込みます→1週間程度でユーザーIDがご自宅に郵送で届くので、そのユーザーIDと予め登録したパスワードを使ってねんきんネットへログインできるようになります。

<アクセスキーがある場合>所要日数→思い立ってから最短1日~🐇

ねんきんネット(日本年金機構のホームページ内)で新規登録を行う際に、「アクセスキーあり」の方から基本情報を入力し、ユーザーIDの発行を申し込みます→24時間以内に「ユーザーID確認用URLのお知らせ」が登録したメールアドレスに届くので、そのURLを24時間以内にクリックすると、ユーザーIDが確認できます。発行されたユーザーIDと予め登録したパスワードを使ってねんきんネットへログインできるようになります。

    こんな裏技も:「マイナンバーカード」があれば、マイナポータルから「ねんきんネット」への連携もできるように

     平成30年11月から、マイナンバーカードを使って行政の様々な手続きを行うことができるマイナポータルとねんきんネットが連携し、マイナンバーカードを持っていれば、マイナポータルからねんきんネットへのアクセスができるようになりました(ただし、パソコンのみ、スマホからは現時点で対象外)。なお、最初の連携には、ICカードリーダーが必要なので、お持ちでない方は購入して、お手持ちのパソコンへのセットアップが必要になります(ICカードリーダーの市場価格は1,000円~5,000円くらいです)。

    マイナポイントでマイナンバーカードも大分普及し始めたかしら?マイナンバーカードを持っていて、パソコンとICカードリーダーがある人は、こっちのほうが早いですね。オフィスこころも最近は、こちらで見ています(^^♪

    僕はまだ持ってない。時代にとりのこされちゃう。。

    オフィスこころの所見

    漠然と将来を不安がるよりも、まずはおおよその老齢年金の見込み額と公的年金のカバー部分を知って、足りない分を把握し、必要に応じて今後のライフプランやIDECO(公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金制度)等への掛け金、民間の保険や貯蓄の見直しなどを行うことが重要ですね。とりあえずは、とても便利な「ねんきんネット」に一度繋げておいて、損はないですね。

    パソコンは苦手やけど、僕も明日、年金事務所でアクセスキーを発行してもらって、チャレンジしてみるよ。。分からなかったら教えてね。

    了解!!ガンバレ🌟

     

    最後までお読みいただきありがとうございました。オフィスこころでは、今後も身近な生活の中で、「こんなときどうしたらいいの?」という疑問に対する解決方法を少しずつ情報提供していきたいと思っています。少しでも誰かのお役に立てますように

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